介護・福祉タクシーの客層を知る

介護・福祉タクシーの利用者年齢分布を見てみましょう。

介護・福祉タクシーの客層は65歳以上で約80%を締めていることとなります。これは許可された乗客が歩行が困難な方々である福祉輸送に限られたものだからです。

上記は平成30年に調査された年齢区分別人口数と今後の65歳以上の人口数と割合の推移予測のグラフです。

平成30年現在で高齢者は3557万人、人口比にして28%が令和22年には4000万人弱、36%と増加の一歩をたどっていきます。

これは介護・福祉タクシーの市場拡大を意味しています。前ページの国土交通省が令和7年(2025年)までに福祉タクシー9万台を目指す目標を加味しますと、令和7年度で高齢者3600万人に対し9万台、1台あたり400人の交通を支える計算となります。

障害者・要介護者の利用状況

障害者・要介護者の利用者の多くは高齢者となります。参考までに、利用者の障害者・要介護者分布状況をご紹介します。

ここでの障害者は障害者手帳をもつ身体障害者・知的障害者となり、要介護者・要支援者も介護認定を受けた 要介護者・要支援者 となります。

身体障害者が1番多く分布しますが、ほぼ偏りはなくまんべんなく利用されているのがわかります。このことから障害者・介護者はすべて乗客となりうる見込み客である事がわかります。

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