利用者の特性を知る

以下は埼玉県T市における障害者、要介護・要支援者に対して、外出調査を行ったデータとなります。

まずは利用者の交通機関を使った外出頻度を見てみましょう

月に1日以上交通機関を利用する人は96%
週に1.5日以上交通機関を利用する人は65%以上となっています。

目的はやはり通院・リハビリ

それでは、その外出目的とは何でしょう。

1番多い外出目的を聞かれた場合、1番多い目的は通院・リハビリが38.4%となっています。デイサービスの27.3%を加えると6割以上の方が療養のために外出されています。

2番めに多い外出目的を聞かれた場合でもやはり最多は、通院・リハビリで64.5%となっています。

移動距離は市内近隣

次に移動時間を見てみます。

殆どの方が30分以内に移動を終えられていることから、遠距離の移動は少なく、市内及びその隣接地域がその移動範囲であることがわかります。

利用ピークは朝・昼・夕の3回

利用者はどの時間帯に交通機関を利用しているのでしょうか。

出発の時刻は9時をピークとした午前中に集中しています。

帰宅時間は12時と16時前後の2回にピークが来ています。

交通機関の利用目的が通院・リハビリ・デイサービスがほとんどであることを考えれば17時までに帰宅するこれらのデータは目的と符合しているといえるでしょう。

< 介護・福祉タクシーの市場規模 | 資料を読み解く >