色々なサイトで介護タクシーと福祉タクシーの違いが解説されています。

多く見受けられるのが「介護タクシーとは介護保険が使える」「福祉タクシーは介護保険が使えない」といった説明です。

これは全くのデタラメです。

結論から言いますと、正式名称は一般乗用旅客自動車運送事業(福祉限定)といい、介護タクシーと福祉タクシーとの呼び名の違いは、単に同じものを勝手に違った呼び名で呼んでいるにすぎず、定義付けはされていない。となります。

介護保険が使えるか使えないかは、そのタクシー事業者が介護事業所を営んでおり、その 介護事業としてのケアプランの中で自社のタクシーを利用する場合にその利用料の9割が介護事業者に支給される(利用者負担1割)というものです。

あくまでタクシー事業者にではなく介護事業者へ支給されるものです。

したがって、介護タクシーでも福祉タクシーでも同じ一般乗用旅客自動車運送事業(福祉限定)の営業許可を受けた事業者であり、介護保険適用の有無も名称の違いに左右されず、その事業者が介護事業をあわせて営んでいるかどうかということで決まります。

当サイトでは便宜上、介護・福祉タクシーと併記しておりますが、個人としては、介護タクシーや福祉タクシー、介護・福祉タクシー、ケアタクシーなど一見して通常のタクシーではなくお体の不自由な人を対象としたタクシーであるとわかれば良いと考えております。